【佐喜浜】ジオ市の窯焼きピザ
室戸市佐喜浜は、室戸の東の端の町です。佐喜浜から向こうは「安芸郡」となり、室戸の東の玄関です。
陽気な人が多く、有名なサーフポイントである「尾崎」という地区もあるので、なんだか明るい雰囲気が漂う町です。
そんな佐喜浜ですが、月に一回地元の人たちによる手作りマーケット「ジオ市」が開催されています。そこでの名物はなんといっても「ジオピザ」。手作りの生地を使い、ピザを焼く窯も手作り。全部手作り。
ピザを焼くのを担当しているのは、大阪から移住してきた20代の男性なのですが、特にピザ焼きの経験はありません。「ピザ言うたら若い人の方がわかるやろ」というイメージの世界で、ピザ焼き担当に任命されたそうです。
しかしいつもピザ焼き担当なので「もう大体コツをつかんだ」という頼もしいコメントをいただきました。人選に狂いなしです。
出来上がったピザがこちら。
ピザです。
何の混じり気もない、おいしいピザです。窯出しピザは提供された瞬間に食べてください。「うまっ！」という声が漏れます。
そんなジオ市は、佐喜浜の「根丸」という地区で開催されています。場所は旧根丸保育所。今は閉鎖されてしまった保育園を利用しています。
※ジオ市、ジオピザなど「ジオ」という言葉に「一体なんだ！？」と思われた方へ:
実は室戸市は「世界ユネスコジオパーク」に市全体が認定されています。そうです、あの「世界遺産」をやっている、あのユネスコに「ジオパーク」と認定されました。
「ジオパーク」とは日本語に無理やり訳すとすると「大地の公園」。学術的に貴重な地質遺産が残る場所です。室戸市の沖120kmの海の深い底に、大陸プレートと海洋プレートがぶつかりあっている「南海トラフ」という場所があります。そのプレートの働きのために100年から150年に一度、大きな地震に見舞われます。地震は災害をもたらしますが、現在の室戸市の大地と美しい地形を生み出しもします。そうした自然が造形した地質遺産を室戸の人間は遠い昔からどのように利用して、室戸独自の産業、文化、歴史、生活様式を形成してきたのか。それを知られる場所が「室戸ユネスコ世界ジオパーク」です。
ここまで書いても「なんのこっちゃ？」という方が多いと思います。奥が深い「ジオパーク」を知るために、このブログで紹介している飲食店に来るために、室戸に来てください！
【元/ Moto】モーニングといえばここ！アロエ
室戸はモーニング文化が浸透しています。いろんな喫茶店が朝7時ごろから営業し、モーニングセットを提供しています。
今回紹介する「アロエ」は、そんな数あるモーニングを提供する喫茶店の中でも、一番の人気を誇ると思われる(個人的な思い含む)喫茶店です。一番人気はホットサンドセットなのですが、わたしはいつも「和定食」を注文します。
シンプルで間違いないおいしさ。
みんなそれぞれの「アロエに行ったらこれ」というこだわりがあって、おもしろい。ミックスジュースも人気メニューです。
さらに忘れてはいけないのが、アロエから見られる太平洋の美しさ！海岸線にあるお店なので、海がすぐそこ。晴れの日の美しさはもちろんですが、荒れた海も見ものです。
この日は海が荒れてました(写真が美しくなく、ごめんなさい)。室戸にはほかにもモーニングを提供している喫茶店で溢れています。またご紹介します。
↓↓地図はこちら
【吉良川】歴史的な町並みにある食事処「玄」/ [Kiragawa] Kuro
室戸市の西側の地区に、吉良川（きらがわ）という町があります。
国道を走っているだけでは気付くことができない、歴史的な町並みが国道から1本山側に降りた旧道に広がっています。
吉良川の町並みの中心には、地元の人から「おんださん」と親しみを込めて呼ばれる「御田八幡宮」があります。子どもたちの遊び場でもあり、祭りの時期には特に賑わう場所です。
そんな吉良川の町並みに、2017年に新しく登場したお食事処「玄（くろ）」をご紹介します。以前は夜営業だけでしたが、現在は金・土・日の週末のみランチ営業をしています。
注文して「おお！」と思わず声をあげてしまう人気メニューは、「黒麺」です。
見えますか？食器が黒いので麺の黒さが目立ちませんが、真っ黒です。土佐備長炭の炭パウダーが練りこまれている麺をつかった、涼しいざるうどんです。このときは昼営業時にお邪魔して、黒麺定食(¥1,000-)をいただきました。
イカスミのように口の中が黒くなったりしませんし、「炭の味」というものもありません。炭が持つと言われているデトックス効果を期待しながら、ツルツルすすります。夏にぴったりの気持ちいいメニューです。夜営業でももちろん登場します。
なぜ土佐備長炭なのか。実はここ、吉良川は明治〜昭和の時期に土佐備長炭の生産と交易で栄えた場所なんです。そしてこの「玄」を運営しているのは、吉良川で土佐備長炭生産業に従事している「炭玄（すみげん）」という団体。黒麺以外にも、炭を利用したメニューがたくさんあります。
そして！今年から登場！夏季限定のかき氷が登場！この日はいちごかき氷を注文。いちごの酸味がとっても気持ちよくて、おすすめ。練乳をかけてもらうこともできます。この他にマンゴー味などもありました。
暑い夏の日の週末、吉良川の町並みをぶらりと歩いて汗をかいたあと、玄でかき氷を買って一休みなプラン、おすすめします。
個人的に吉良川は推しな場所です。
吉良川のまちなみに立ち並ぶ家は、土佐漆喰を使った真っ白い壁が特徴の1つ。夕日が美しい時間帯には、真っ白い壁が赤く染められまた違った風景が楽しめます。
↓↓地図はこちら
【室津・郷】地元の高校生御用達 ガレージたこ焼き
室戸は関西圏に近いことが理由なのか、なにげに「粉もん」文化が発達しています。室戸全域に、お好み焼き屋さんって結構あります。
今日紹介するのは、お好み焼きではなくたこ焼き！
室戸高校から高知市側に少し行ったところに、車のガレージがたくさん並んでいるように見える場所があります。
遠い昔わたしが高校生だったときから、ここのたこ焼き屋さんは営業しています。だしの味と紅生姜の気持ちのいい辛さが融合して、パクパク何個でも食べられます。夏はかき氷、冬はおでんも登場します。
室戸の夏の定番「ところてん」が今日はお目見えしていました！迷わず購入。
室戸は（高知県は）、ところてんをカツオ出汁でいただきます。進学してから関西圏に引っ越してから、「ところてん」と言えば黒酢か黒蜜でいただくのが主流ということを知ったときの衝撃は未だ忘れらません。そして未だそういう風にところてんを食べたことがありません。カツオ出汁にしょうがを乗せて、ツルツルっと食べるのがおいしいのです。
小さいお店で見つけにくいですが、室戸で何十年も続く店の1つです。
10個で350円という安さ。高校生が群がるはずです。屋台のみに見えますが、店内奥にイートインスペースもあります。みなさんぜひ！
-----------------------
Garage Takoyaki Shop
Takoyaki is a snack of chopped octopus placed in a batter of flour, egg and dashi soup stock and fried.
The takoyaki shop has only narrow space but locals love this place. Especially high school students often visit here at their after school hours because a local high school is placed very near from the Takoyaki shop. High school kids stop by here on the way to their place. I used to one of them. You can also taste shaved-ice in summer and Japanese fish cake stew in winter.
10 pieces (1 pack) costs only ¥350. This shop also has eat-in space inside the shop. Please enjoy very local taste.
↓↓地図はこちら！
【室津】人情あふれるご夫婦が焼く絶品焼鳥！
＊織姫のおススメ
地元を盛り上げようと熱い思いを抱く何やら
プロジェクトチームに誘われ様子を見に参加してみたら…
あれれっ、何だかもうすっかりメンバー？（笑）
だけど何だろ、楽しいお仲間と時間を共有するのは居心地が
良かったりする(*^^*)
そこに美味しいものがあれば更に盛り上がる！
「お疲れ様ー！ カンパイ！」
絶品の焼き鳥を串ごと頬張る！ 旨いっ！
人情あふれるご夫婦との会話もご馳走、居心地のいい空間。
『やきとり亭』
高知県室戸市室津2192-1 TEL:0887-23-1270
-----------------------------------------------------------------------
【プチ情報】
ここ室戸には遅くまでやってるお店が少ない中で
PM11:00頃まで笑顔で接客。
室戸で宿泊の観光客の皆さま、小腹が空いた時
立ち寄ってみてはいかがでしょう。
ここから近い『ニューサンパレス』はとっても
リーズナブルなお宿ですよ。
