【吉良川】歴史的な町並みにある食事処「玄」/ [Kiragawa] Kuro
室戸市の西側の地区に、吉良川(きらがわ)という町があります。
国道を走っているだけでは気付くことができない、歴史的な町並みが国道から1本山側に降りた旧道に広がっています。
吉良川の町並みの中心には、地元の人から「おんださん」と親しみを込めて呼ばれる「御田八幡宮」があります。子どもたちの遊び場でもあり、祭りの時期には特に賑わう場所です。
そんな吉良川の町並みに、2017年に新しく登場したお食事処「玄(くろ)」をご紹介します。以前は夜営業だけでしたが、現在は金・土・日の週末のみランチ営業をしています。
注文して「おお!」と思わず声をあげてしまう人気メニューは、「黒麺」です。
見えますか?食器が黒いので麺の黒さが目立ちませんが、真っ黒です。土佐備長炭の炭パウダーが練りこまれている麺をつかった、涼しいざるうどんです。このときは昼営業時にお邪魔して、黒麺定食(¥1,000-)をいただきました。
イカスミのように口の中が黒くなったりしませんし、「炭の味」というものもありません。炭が持つと言われているデトックス効果を期待しながら、ツルツルすすります。夏にぴったりの気持ちいいメニューです。夜営業でももちろん登場します。
なぜ土佐備長炭なのか。実はここ、吉良川は明治〜昭和の時期に土佐備長炭の生産と交易で栄えた場所なんです。そしてこの「玄」を運営しているのは、吉良川で土佐備長炭生産業に従事している「炭玄(すみげん)」という団体。黒麺以外にも、炭を利用したメニューがたくさんあります。
そして!今年から登場!夏季限定のかき氷が登場!この日はいちごかき氷を注文。いちごの酸味がとっても気持ちよくて、おすすめ。練乳をかけてもらうこともできます。この他にマンゴー味などもありました。
暑い夏の日の週末、吉良川の町並みをぶらりと歩いて汗をかいたあと、玄でかき氷を買って一休みなプラン、おすすめします。
個人的に吉良川は推しな場所です。
吉良川のまちなみに立ち並ぶ家は、土佐漆喰を使った真っ白い壁が特徴の1つ。夕日が美しい時間帯には、真っ白い壁が赤く染められまた違った風景が楽しめます。
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